大手探偵事務所と個人事務所の違いとは、一体どんな違いがあるのでしょうか?探偵業界の関係者なら熟知しているでしょうが、初めて探偵を利用する相談者、依頼者などはとても分かりづらいと思います。大手なら安心した調査依頼でき、個人だからダメだと決めつけてはいけません。大手探偵会社と個人事務所の違いを解説するサイトです。
大きく分けて探偵事務所は3つ
探偵事務所は、大きく分けて「大手」「中小規模」「フリー・外注専門」があります。
1、大手探偵事務所 ずばり資金力があり、Yahoo!やGoogleで「探偵」「興信所」「浮気調査」「人探し」などビックキーワードで検索すると上位でおみかけるする探偵事務所です。Yahoo!広告では、リスティング広告、Googleでもアドワーズ広告があります。お金を払って掲載しています。ワンクリック3千円となるキーワードもあります。月間1000万円以上、もしくはそれ以上の広告費がかかります。SEO の他にも「アフィリエイト広告」「探偵ランキングサイト」に掲載して大手広告代理店と手を組んで調査依頼人を集めています。大手と呼ばれる探偵事務所の多くは、TV出演やホームページに有名人な弁護士や芸能人を広告に取り入れているので、初めて探偵に相談する一般の方からすれば、安心して依頼できるという心理が起こります。広告は探偵事務所の生命線でもありますから、広告費の多寡によって探偵事務所の規模がある程度わかります。大手だからといって、必ずしも調査能力は比例しないのですが、広告費をかけている分だけ、調査料は必然的に高くなることでしょう。依頼が増えれば調査員も不足しますので、外注の調査会社に委託することもあるようです。 |
2、中小規模、個人の探偵事務所 規模の拡大を目指さず、得意な分野(浮気調査専門)(行方調査・人探し調査専門)(信用調査専門)を中心に、堅実な仕事を行っているところも少なくありません。大手に比べると調査料金は安い傾向にありますが、個人の探偵事務所によって調査能力はそれぞれ違います。また大手で受けられないような特殊な調査依頼を引き受けるのも、個人の探偵事務所の強みといって良いでしょう。特に親族ではない対象者の「素行調査」「行動調査」「行方調査」「人探し調査」では、大手では相談さえ聞いてもらえないようなお悩みでも、親身になって聞いてくれて最後までサポートし目的にあった任務を遂行してくれることがあります。中小の探偵事務所では、依頼も定期的に入るわけではないので、調査依頼が増えた場合には、やはり外注調査員に協力してもらうこともあります。担当者が直接調査することもあり、リアルタイムに調査経過を教えてくれるなど、融通が利くことも個人の探偵事務所の良い所でもあります。 |
3、フリー・外注専門の探偵 探偵歴が長く独立して個人で探偵業の届出をして、大手探偵事務所若しくは中小規模の探偵会社と業務委託契約を結び、運営しています。外注の探偵は調査能力がなければ調査の依頼がありませんから、調査力は高く、とても調査結果についてはシビアな世界でもあります。下請け専門、外注の調査事務所の中には、浮気調査のスペシャリストらが存在しています。私が知る限りでも、「外注調査会社には凄い探偵調査員」がいます。フリーの探偵には、広告や宣伝、営業行為が苦手で調査に専念したい方が多いです。外注専門の探偵事務所は調査力は「ハンパない」。 |
大手探偵事務所のメリットとデメリット
◎メリット
①弁護士が経営している探偵会社もあるので、男女トラブル、浮気調査後の離婚問題も安心できる。
②広告に有名人が起用されているので、安心して依頼できる。
③ホームページが見やすく料金体系も分かりやすい。
④調査員の数が多く教育や統制がとれている。
●デメリット
①浮気調査や人探し調査では調査料金が高額になる場合が多い。
②調査費用が高く浮気の証拠が取れなかったり結果が出ないこともある。
③親族以外の人物は、調べてもらえないことが多い。
④人探し・行方調査でのデータ調査など特殊な調査は行わない。
⑤弁護士や有名な方は個人の相談がしにくい。
中小探偵事務所のメリットとデメリット
◎メリット
①悩みを相談した担当が責任もって調査してくれるので信頼関係が深まる。
②調査中、リアルタイムに報告してくれる。
③調査時間や費用面で融通が利く、予算に合わせてくれる。
④人探し調査・行方調査などのデータ調査を活用して探したい相手を見つけてくれる。
⑤弁護士や著名人でも相談しやすい。
⑥ある程度、融通が利く。
●デメリット
①アフターサービスやサポートが足りない。
②聞いたこともない探偵会社なので少し不安感がある。
③経験の少ない調査員を起用することがある。
④行方不明者、失踪、家出人での聞き込み調査では、人手が足りない。
フリー・外注専門の探偵・メリットとデメリット
メリットとしては、調査力の高さが売りです。調査に対して真摯に向き合う人が多いですが、外注専門の探偵は、一般の依頼者は、会う機会は殆どありません。探偵事務所から仕事をもらうので、大手・個人の探偵社が引き受けた浮気調査・人探し調査では、縁の下の力持ちとして活躍しています。あえてデメリットとしては、宣伝・広告媒体力が足りない。調査力はプロフェッショナルですが、お悩みの相談を受けて話すことよりも、全て調査を考えているので、依頼者との信頼関係が築けないということもあります。大手では相談員という方が相談窓口となり契約して、調査班に伝達する流れです。相談員は調査経験者ではなく調査自体しませんので、難しい調査でも簡単に引き受けてしまいます。しかし調査経験豊富な真の探偵は、簡単に調査を考えていません。「難しい調査でも大丈夫ですよって簡単に言う相談員」「難しい調査ですね。ん・・・・って考えている探偵」どちらが依頼者にとって良いかは、やはり依頼者の判断になるでしょう。
大手と中小規模の探偵どちらが良いか?
大手の探偵事務所と中小規模の探偵事務所の違いは、上記でご説明させて頂きました。どちらもメリット・デメリットがあります。お悩みを抱えている依頼者にとって、どの探偵事務所が問題を解決してくれるか?初めてのことで探偵業界のことは知りません。インターネットが普及して、探偵事務所を探す時は、SNSを通じて検索しますね。検索順位が高いほど、相談や依頼は多いでしょう。大手の人探し調査では、親族関係の家出失踪専門です。初恋の人探し、恩人探し調査などの人探し調査は引き受けない傾向があります。中小規模の人探し調査専門の探偵会社も多数あります。人探し調査での問題・お悩みの内容によって大手に依頼できるケース・必然と中小の探偵会社に依頼となるケースが出てくるでしょう。大手には大手の役割があって、中小規模、個人の探偵事務所にも大手にできない重要な役割があるのです。依頼を決める前に、複数の探偵会社の担当者に直接相談してみることが良いでしょう。
人探し調査・行方調査の依頼を決めるポイント
人探し調査・行方調査専門の探偵社は、複数存在します。決めるポイントとしては、探偵会社のHPに記載している調査事例を見ることです。事例が多い程、経験豊富であることは間違いありません。自分と同じような悩みが事例としてあるならば、相談もしやすいでしょう。人探し・行方調査に欠かせないのは、人探し・行方調査での調査力と協力会社があるか?です。基本的、人探し調査は、全国対応となっています。しかし全国に支社がある探偵社はそうそうありません。出張面談だと経費がかかります。実際に会って面談することが良いですが、遠方の場合、面談出張経費、費用面を考えると郵送若しくはサイト内で契約する方法があるので活用することも良いでしょう。しかし基本的には直に面談を通じて、抱えているお悩みを相談して親身になって聞いてくれる探偵事務所に依頼するのが好ましいでしょう。
全国に探偵会社はどれだけ存在するか?
平成28年の探偵業の届出状況は、5,691社のうち「個人事務所」は4,151人、「法人」は、1,540社となっています。「個人事務所」が全体の7割以上であることがわかります。法人だからといって大手探偵事務所とは呼びません。
探偵会社の名称・屋号
興信所・探偵社・探偵事務所・リサーチ会社・調査会社・探偵興信所(社団)・情報通信といった名称がありますが、多くの探偵会社には、当然「探偵」が入っている事務所が多いです。