素行不良の社員/従業員の素行調査でどんなことが分かる?過去の素行調査の事例を紹介

社員の素行調査

不正を行っている社員・従業員に関する素行調査は、正当に解雇する為に必要な不正の証拠を押さえる為に、利用されています。日報と実際行っている業務が全く違う悪質なケースや取引先が架空の会社であったりすることもあり社内のみでは証拠を押さえられず探偵を雇い社員の行動を把握し不正の事実を客観的に突き止めて自ら解雇してもらう狙いがあります。
この記事では、不正を行う社員・従業員に対して素行調査で、過去の素行調査事例を紹介しています。
社員の勤務時間内外や必要のない残業時間など素行調査を通じてどこまでの証拠が必要なのか内容を参考にしてみて下さい!

この記事はこのような方に向いています!

  • 不正を行う社員/従業員を解雇したい
  • 素行調査を探偵や興信所に依頼したい
  • 素行調査の違法ケースと罰則を知りたい

 

この記事の監修者

埼玉公安委員会 探偵業届出 
第 43200054 号
株式会社Nitto(日東探偵社)代表取締役

記事の監修担当者:獅子田純華
 
年間1000件の人捜し成功実績を誇る人捜し調査のプロ集団!
人探し専門サイトを運営する「探偵興信所・日東探偵社」の代表。
家出人失踪調査だけではなく心の整理を目的とした人探しを数多く成功させてきました。
当事務所は、人を捜すだけではなく、再会するまでサポートします。不正な社員の素行調査など多くの問題を解決します。

 

不正を行う社員の素行調査の重要性

企業の役員や取締役は会社内の人事や労務、不正を行う社員や従業員の放置することは他の社員にとっても悪影響になります。社内でトラブルが発生した場合、企業が調査することは当然のことです。
 
社員の中には会社に悪影響を及ぼすような会社の輪を壊す様々なトラブルを抱えた人物も多くいます。
社員の勤務時間内外での行動を把握することや私生活など行動を調べることはとてもデリケートな問題であるため、「素行調査の必要性は?」「素行調査を実施するリスクは」「違法行為になるのではないか」など踏みとどまることもあると思いますが、会社全体にとってマイナス面がある場合は、リスク回避の手段を講じる必要があります。その為に素行調査が必要で重要なのです。

社員・従業員の素行調査で分かる情報とは

素行調査では、業務の怠慢に当たる不正な行為や規則違反、社内での不倫やハラスメント行為(パワハラやモラハラ)
の事実確認を実施することが可能です。
 
具体的分かりやすく社員の素行調査を探偵に依頼することにより
 
  • 不正行為の有無
  • 反社との関係性
  • 交友関係
  • 違法行為
  • ライバル会社への社内情報漏洩の事実確認
  • スパイ行為
  • 社内での不倫行為
  • 副業禁止の証拠
  • 外回りの営業社員の職務怠慢(サボタージュ)
  • 架空経費の請求による横領
 
などの情報を知ることが出来ます。

素行調査で調べられることは以下の通りまとめてみました!

不正行為の確認等と経費水増し横領
  • 労災費用の不正受給
  • 交通費(燃料・駐車場代・宿泊費)などの水増し請求
  • 架空取引(売上水増し)
  • 好業績を装う事実
勤務状況(勤務時間内)
  • 外回りの営業社員の職務怠慢(サボタージュ)
  • 社用車を私用化している事実
  • 営業をしていない事実
  • 社内恋愛や不倫をしている事実
  • 自主退職する事実の証拠
交際関係
  • 反社会勢力との関係の事実
  • 競合他社(ライバル会社)との接触
犯罪行為
  • 違法薬物の使用
  • 飲酒運転の証拠
入社前の経歴や学歴の詐称
  • 学歴詐称
  • 経歴詐称
  • 資格詐称
  • 犯罪歴

問題行動を犯す社員の素行調査では、一般的に解雇する証拠がなく働く社員に悪影響になるため、早めに解雇する決定的な証拠を押さえる必要があります。
社内ルールの一線を越えるだけでは解雇することは難しいので、決定的な不正の事実を掴むことが良いでしょう!

社員の素行調査を行うかどうかは、重要な決断となるので、取締役や役員などと話し合いリスクも考えて決めましょう!

会社のリスク対策に繋がる素行調査

不正疑惑がある社員の素行調査を行う唯一の目的は、「企業の汚名やトラブル、風評被害や悪評など損害を与える可能性を持つ社員/従業員を隈なく調査し大きな問題に発展する前にリスクを防止する」という点が挙げられます。
 
例えば、営業ルート以外に私用で営業車を利用している事実や適当な日報作成し不正な経費を請求するなど、横領事件や水増し請求などリスクを未然に防げる可能性があります。
 
労働環境の悪化に繋がる事態を未然に防ぎことで、働きやすい環境にするために早急に問題を解決しなくてはいけません。
リスク防止は様々ですが、下記のようなものが一般的です。
  1. 反社会的勢力との関係性
  2. 違法薬物使用(覚せい剤・大麻)
  3. 飲酒運転の証拠
  4. 嘘の日報を挙げて職務怠慢
  5. 就業中にパチンコ店に行っている証拠
  6. 不正な経費請求(ガソリン代や交通費)
  7. 嘘の接待事実
  8. 労災手当などの不正受給
  9. 社内不倫の事実
  10. ハラスメント行為による堂々環境の悪化
  11. ライバル会社への情報漏洩
  12. 副業をしている事実確認

 

解雇したい社員がいる場合、就業規則違反を犯している証拠がないと「不当解雇」になる恐れがあるので、第一に問題社員を解雇するためには、解雇するために必要な証拠が必要です。会社のルールを超えているだけでは、解雇は難しく不正の事実がとても重要なのです。

問題社員を辞めさせる方法は主に2つ

退職推奨

退職勧奨とは、企業が社員に対し「辞めてほしい」と伝え、退職を勧めることを言います。退職を促す行為として「肩たたき」とも呼ばれています。
解雇とは異なり、本人の同意を得ての退職となるため、法律による規制は特になく、自由に行うことが可能です。

解雇

解雇といっても使用者による労働契約の一般的な解除のことをいい、以下の3つの種類があります。

  1. 普通解雇
  2. 懲戒解雇
  3. 整理解雇

 

問題社員を解雇させる際に関係するのは、主に普通解雇と懲戒解雇になります。
1、普通解雇とは、従業員の能力不足や協調性の欠如、就業規則違反、余剰人員の整理の必要性等の理由で行われる解雇をいいいます。

2、懲戒解雇(ちょうかいかいこ)とは、社内の秩序を著しく乱した労働者に対するペナルティとして行う解雇のことで、会社からのペナルティの中で最も重い処分です。公務員の場合、懲戒免職(ちょうかいめんしょく)と呼びます。

3、整理解雇とは、企業が人員削減のために行う解雇のこと。希望を募る早期退職と異なり、経営難や事業の縮小などを理由に企業が一方的に通知するケースがほとんどです。

(解雇の予告)
第二十条 使用者は、労働者を解雇しようとする場合においては、少くとも三十日前にその予告をしなければならない。三十日前に予告をしない使用者は、三十日分以上の平均賃金を支払わなければならない。但し、天災事変その他やむを得ない事由のために事業の継続が不可能となつた場合又は労働者の責に帰すべき事由に基いて解雇する場合においては、この限りでない。
 前項の予告の日数は、一日について平均賃金を支払つた場合においては、その日数を短縮することができる。
 前条第二項の規定は、第一項但書の場合にこれを準用する。

引用:労働基準法第20条

素行調査の過去の事例を紹介

日東探偵社では、今まで不正を行う社員の素行調査を実施してきたのですか?

それでは、不正を行ってきた問題社員に対する素行調査の過去の事例を幾つかご紹介します。

素行調査事例1(勤務時間中に女性とホテルに行っていた営業社員の調査)

主に営業と現場周りで外回りを担当している社員Aが使用する社用車に若い女性が乗車している情報を他の社員から情報を得ました。
社員Aは、既婚者であり我々が把握している奥様の情報では、年齢層が違く助手席に乗っていた女性は奥様とは違く若い女性です。
1度ではなく何度も目撃されていることを知りました。密告もあり不審に感じたので、日報を確認することにしました。
目撃された地域と日報の地域が全く違うエリアで、これは勤務時間中にサボっていると感じました。
基本的、営業車では取引先の人間を乗車させることはなく不審に思っていました。父親の代から勤務している社員Aに対して決定的な証拠もなく追及することはできず困っています。
その目撃情報以外にも、社員Aに対しての他の社員からのクレームが続き、会社としても解雇したいと思い社員Aの素行調査について相談させて頂き依頼しました。

調査結果

弊社の調査員達は、社員Aの自宅より自家用車で出社を確認し、営業所にて社用車に乗り換え会社を出ました。
営業回りと現場周りする予定の地域には行かず、昼過ぎに●●駅にて10分程待機していると、若い女性が社用車に乗車しました。
追跡を継続すると、ラブホテルに90分程入り女性と●●駅に降ろし予定の仕事に向かいました。
勤務時間中に女性とホテルに行った証拠を押さえて調査は終了しました。

素行調査事例2(スクラップ会社に勤める社員の横領事件)

弊社は、産業廃棄物(鉄くずスクラップ会社)を経営しています。社員の横領について問題を解決したく相談させて頂きます。
問題となっている社員は3名程います。現場で回収した銅線を転売している疑惑がありトラックにGPSをつけて監視していますが、
巧妙な手口で、一度どこかで違うトラックに乗せて転売していると判断しました。ただ我々素人が尾行できず、なかなか証拠が掴めず尾行のプロである探偵事務所に相談させて頂きました。
現場ででる数量が合わず横領していることは間違いないです。横領の証拠が取れれば、警察に横領事件として被害届をだしたいです。

調査結果

鉄くず回収を行う現場にて銅線をトラックに積み込んでいる社員を確認。
その後、バイク班と車両班で追跡を開始したところ、通行量の少ない場所で、トラックに移し替え社員B宅付近の倉庫に銅線を降ろしていることを確認しました。
その後、銅線を違うスクラップ買取会社に転売している証拠を押さえることに成功しました。共犯者として疑惑のあった社員の横領の事実を確認しました。

 

素行調査事例3(教師同士が不倫している証拠)

私立高校の顧問をしている弁護士事務所です。
校長から教師同士が不倫をしている疑惑があり、生徒内で噂になっていることの相談を受けました。
噂が本当であれば、不倫については教職員としてあるまじき行為であると思います。噂になるくらい密接な関係を見逃すことはできないと学校側は判断したようです。
同じ日に有休を使い二人が接触し不倫の事実がほしいです。

調査結果

有休の日、男性教師宅と女性教師宅、2班に分けて張り込みと尾行を開始しました。
男性教師宅を自家用車で出て、女性教師宅前のコインパーキングに駐車しました。
乗用車を降車して、女性宅に入室。入室を外側から確認できるマンションであったので、合鍵を利用して入室していることが判明しました。
その後、二人が犬を連れマンションより退出。自宅付近の犬を預けらるペットショップに犬を預けて、再度乗車し東北方面の高速道路を利用して観光地を周り宿泊施設に入る。
翌日、チェックアウトを確認して帰宅を確認。同部屋に宿泊をしている事実を掴み不倫の証拠を押さえることに成功しました。

 

素行調査事例4(勤務時間中にパチスロ店で遊戯していた営業社員の不正)

営業管理職であるベテランの社員が日頃、勤務時間中にパチスロ店に入り浸っていると情報をキャッチしました。
社員は、使用車と社用車を使い分け経費も不正に請求している可能性があると判断しました。
社用車には、GPSが搭載されているので、不正な行動をする時は、自家用車を利用する直行直帰の時だと思われます。
社員は、離婚してから私生活も荒れているようで部下に対する態度も悪く新入社員に対しての指導も強く会社としては、これ以上続けていくことは出来ない状況です。
勤務歴が長いこともあり他の社員も何も言えない状態です。
ただ何も証拠がない状態で解雇も難しいので、パチスロ店で職務怠慢をしている事実と経費の水増し請求の事実を掴んでもらい自主退職して頂きたく探偵さんに相談させて頂きました。

調査結果

調査員は、直行直帰の日に限定し自宅付近に待機し尾行を開始しました。
事前に頂いた社員の行動予定では、14時までは予定通り営業回りをしていたが、14時から17時までパチスロ店付近の駐車場に駐車し、徒歩にてパチスロ店に向かい遊戯していることの証拠を押さえて調査は無事に終了しました。尚、コインパーキング代についても後程、必要経費として出しており不正な経費請求として証拠を押さえて本件については、3日程パチスロ店にてサボっていることが判明しました。

 

社員に対する素行調査が違法となる場合

社員の素行調査を会社が探偵に依頼することは違法なのか?

率直にお答えすると社員の不正の証拠を押さえる為に、素行調査を依頼することは違法になりません!

不正行為をしている社員の素行調査は、尾行・監視・張り込みがメインになります。つきまとい行為に該当するのではないか?と不安になる役員さんや取締役の方も多いと思われますが、ストーカー防止条例には違反しません。しかし過度な監視や行き過ぎた尾行や張り込みで社員が恐怖を感じた場合は、逆に問題になるケースがあるので、経験の少ない探偵事務所に依頼することはやめておきましょう!

素行調査のやり方に問題があり違法になるケース

素行調査のやり方に問題があり法律を超えてしまうケースが以下の通り。

違法になるケース①住居侵入罪

調査対象者に対して不正の証拠を押さえる為に、車両にGPSを取り付けようと住居に無断で侵入した場合には、住居侵入罪に該当する場合があります。

違法になるケース②有線電気通信法違反

社員の携帯電話(スマホ)や自宅に盗聴器を仕込んで通話内容を盗聴することは違法行為です。
社員寮に盗聴器を仕込むことも違法になります。

違法になるケース③迷惑防止条例

調査対象者に精神的負担や過度な尾行や監視を行うと迷惑防止条例に牴触する可能性があります。

 

違法を回避する為には

不正な社員の証拠を押さえる為に、探偵の役割はとても重要ですが、経験の少ない探偵事務所を選んでしまったら違法行為になる可能性があります。
回避する為には、正しい探偵事務所の選びが重要でしょう!

探偵に素行調査を依頼した場合必要経費に計上できるか?

不正疑惑や問題社員の行動を把握する為に従業員の素行調査という名目ならば、探偵や興信所に依頼した費用も経費として「調査費」や「支払い手数料」にて計上できます。

会社が素行調査を探偵に依頼するメリット

不正を犯していない他の社員に独自で調査をお願いすると、調査をしていることがバレてしまい不正の証拠が押さえられずってこともよく聞く話です。探偵に素行調査を依頼するメリットは、以下の通りになります。

  • 探偵は法律関係に知識があるので違法になりにくい
  • 裁判になっても法的効力のある報告書で有利に働く
  • 時間や労力をかけずに他の業務に取り組める
 

まとめ

探偵が行う素行調査では就業規則だけではなく法律を超えた証拠を押さえることができます。解雇したい社員がいてもそれなりの証拠を押さえないと、簡単に解雇することは難しいです。
不正の事実を客観的に証拠を押さえなければ、言い逃れをされてしまう可能性があるでしょう!
不正のエビデンスが重要になります。実際に素行調査を探偵事務所に依頼して不正の事実を得られた場合、解雇だけではなく対象社員の勤務態度の改善や社内の雰囲気の改善もできるでしょう!

素行調査の依頼の手順

STEP1・ご相談

STEP1・ご相談お電話またはお問い合わせフォームよりご連絡ください。ご相談内容を簡単にヒアリングさせていただきます。なお、ご依頼者様や相談内容につきましては、秘密厳守を徹底いたしますのでご安心ください(匿名でも可)。24時間365日無料受付いたします。

STEP2・面談

STEP2・面談素行調査専門相談員との面談になります。プロフェッショナルの相談員が、ご相談内容や状況を基に、素行調査の無事目的を達成できるか!ご説明させていただきます。なお、相談料(面談料)やアドバイス料は一切無料です。 面談時に私たち信頼出来るかどうか、是非ご判断ください。遠方の方は、出張面談可能です。

STEP3・ご提案

STEP3・ご提案面談の内容を基に、最適な調査方法およびお見積り金額をご提案・ご提出させていただきます。もしご不明な点があれば、何でもお気軽にご質問ください。ご依頼者様にご納得いただけるまで、何度でも丁寧に調査方法や調査料金をご説明いたします。

STEP4・ご契約(全国対応)

STEP4・ご提案調査プランやお見積り金額にご納得いただけましたら、ご契約を締結させていただきます。もし、心配だったり不安に思われることがございましたら、どんなことでもお気軽に相談員までお尋ねください。オンライン郵送契約可能。
契約書と重要説明事項について
1、書面の交付を受ける義務
2、調査利用目的確認書(誓約書)
3、契約書面の交付義務

STEP5・本調査

STEP5・本庁さご契約内容を基に調査を開始いたします。調査員は、現場を数多く経験したプロフェッショナルなので、ご安心ください。なお、必要に応じて途中経過をご報告させていただきます。なお、ご依頼者様が未承諾の追加調査は絶対にございません。途中の調査経過については、担当からご連絡致します。

STEP6・ご報告

STEP6・ご報告調査結果や写真などを報告書にまとめて提出させていただき、詳細をご報告いたします。また、重要な事項につきましては、映像(DVDなど)も合わせて提出させていただきます。

STEP7・アフターフォロー

STEP8・アフターフォロー調査結果のご報告後でも、今後について無料でアドバイスさせていただくことも可能です。探した後の再会、若しくは気持ちを代理でお伝えすることも可能です。また、心のケアにつきましても、心理カウンセラーが無料でご相談を承ります。

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